「セガサターン／バーチャファイター」結城晶 2007.6.28
Satun ION RedLine
上から。初期型セガサターンをイメージしたデザイン。
左側面にはセガサターンと同時発売された「バーチャファイター」のアキラ。
右側面はセガサターンをイメージ。何の変哲もない。
後ろ。「十年早いんだよ！！」あれから10年以上経った今、セガは・・・。
セガの過去の栄光
今のXbox360の国内での不振をかつてのセガに例える人も多いが、それは間違いである。Xbox、Xbox360は、常にあまり売れない状態で現在に至っている（Xbox360ユーザーや関係者には失礼だが事実）が、セガは違った。かつて、一時的ではあるがコンシューマゲーム機のシェア争いで頂点に立ったことがあるのだ。
シェア争い頂点に立ったマシーンは「セガサターン」。1994年11月に発売されたセガサターンは、ほぼ同時期に発売されたライバル「プレイステーション」と熾烈なシェア、性能、価格競争を繰り広げた。世間での評判はプレイステーションがやや好評であったが、アーケードゲームやこれまでのコンシューマでのゲーム開発力のノウハウで一日の長のあったセガはプレイステーションにはない独自開発タイトルを続々発売。セガサターン発売から約1年後の1995年12月には「バーチャファイター２」が発売され、セガ初（そして唯一）のミリオンヒット（100万本以上のセールス）を記録し、このころにコンシューマ機のシェア争いで頂点に立った。
その後アーケードからの良質な移植タイトルが続き、セガサターンの地位は盤石かとも思われたが、三日天下にすぎなかった。1996年初めに、国内での二大RPGタイトル「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」の続編がプレイステーションで開発、発売されると発表されたことでセガサターンの天下は終わった。圧倒的な売り上げが見込める「ドラクエ・FF」がセガサターンで発売されないということはセガサターンにとって死刑宣告とも言えるもので、これ以後プレイステーションのシェアは大幅に伸び、セガサターンのシェアは徐々に下がっていった。
なお、1996年1月にプレイステーションで発売することが発表された「ドラゴンクエストVII」だが、実際に発売されたのは4年後の2000年8月であった。発表当時「ドラクエがプレステで出る！！」などといったキャッチコピーのテレビCMが流れるなど、プレイステーションのプロモーションは見事なものだったが、これは一つ間違えれば詐欺とも取られかねない行為である。結局、4年間も発売されなかったため「ドラクエが出るまで死ねない」などとCM内で言っていた老人の寿命が4年ほど伸びたなど社会的なメリットはわずかに過ぎず、発表後すぐにドラクエを発売できなかったエニックスは風説の流布などで処罰されてしかるべきであろう。
ともかくも、まったく発売されない幽霊のようなゲームタイトルのせいで引導を渡されたセガサターンを支持していた当時のセガファンの中には、「ドラクエ」やエニックス（現スクウェア・エニックス）、SCE（プレイステーションの発売元）に対して深い恨みを持つものも多い（この文章を書いている私を含め、少なくとも1人は存在している）。
セガサターン以降、セガはハード性能を強化し、モデムを内蔵するなど先進的な機能を備えたハード「ドリームキャスト」を発売。良質なゲームタイトルが多数発売されたが、圧倒的な売り上げの差があったプレイステーション陣営はDVD-ROMや、ゲーム機として飛び抜けた高性能のグラフィック性能（当時）、プレイステーションとのほぼ完全な上位互換などを備えた次世代機「プレイステーション2」を発売。プレイステーション2に歯が立たなかったセガは数年後にハードウェア事業から完全に撤退した。
今のXbox360の国内での不振をかつてのセガに例える人も多いが、それは間違いである。Xbox、Xbox360は、常にあまり売れない状態で現在に至っている（Xbox360ユーザーや関係者には失礼だが事実）が、セガは違った。かつて、一時的ではあるがコンシューマゲーム機のシェア争いで頂点に立ったことがあるのだ。
シェア争い頂点に立ったマシーンは「セガサターン」。1994年11月に発売されたセガサターンは、ほぼ同時期に発売されたライバル「プレイステーション」と熾烈なシェア、性能、価格競争を繰り広げた。世間での評判はプレイステーションがやや好評であったが、アーケードゲームやこれまでのコンシューマでのゲーム開発力のノウハウで一日の長のあったセガはプレイステーションにはない独自開発タイトルを続々発売。セガサターン発売から約1年後の1995年12月には「バーチャファイター２」が発売され、セガ初（そして唯一）のミリオンヒット（100万本以上のセールス）を記録し、このころにコンシューマ機のシェア争いで頂点に立った。
その後アーケードからの良質な移植タイトルが続き、セガサターンの地位は盤石かとも思われたが、三日天下にすぎなかった。1996年初めに、国内での二大RPGタイトル「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」の続編がプレイステーションで開発、発売されると発表されたことでセガサターンの天下は終わった。圧倒的な売り上げが見込める「ドラクエ・FF」がセガサターンで発売されないということはセガサターンにとって死刑宣告とも言えるもので、これ以後プレイステーションのシェアは大幅に伸び、セガサターンのシェアは徐々に下がっていった。
なお、1996年1月にプレイステーションで発売することが発表された「ドラゴンクエストVII」だが、実際に発売されたのは4年後の2000年8月であった。発表当時「ドラクエがプレステで出る！！」などといったキャッチコピーのテレビCMが流れるなど、プレイステーションのプロモーションは見事なものだったが、これは一つ間違えれば詐欺とも取られかねない行為である。結局、4年間も発売されなかったため「ドラクエが出るまで死ねない」などとCM内で言っていた老人の寿命が4年ほど伸びたなど社会的なメリットはわずかに過ぎず、発表後すぐにドラクエを発売できなかったエニックスは風説の流布などで処罰されてしかるべきであろう。
ともかくも、まったく発売されない幽霊のようなゲームタイトルのせいで引導を渡されたセガサターンを支持していた当時のセガファンの中には、「ドラクエ」やエニックス（現スクウェア・エニックス）、SCE（プレイステーションの発売元）に対して深い恨みを持つものも多い（この文章を書いている私を含め、少なくとも1人は存在している）。
セガサターン以降、セガはハード性能を強化し、モデムを内蔵するなど先進的な機能を備えたハード「ドリームキャスト」を発売。良質なゲームタイトルが多数発売されたが、圧倒的な売り上げの差があったプレイステーション陣営はDVD-ROMや、ゲーム機として飛び抜けた高性能のグラフィック性能（当時）、プレイステーションとのほぼ完全な上位互換などを備えた次世代機「プレイステーション2」を発売。プレイステーション2に歯が立たなかったセガは数年後にハードウェア事業から完全に撤退した。
（正面・上面） グレーのカラーの初期型セガサターンに似せたデザイン。
（左側面） セガサターンと同時発売された「バーチャファイター」のキャラ、結城晶（アキラ）。テクスチャー機能のないポリゴンで作られたキャラクターのため、カクカクした外見である。
（後方）アキラのゲーム中での決めゼリフ「十年早いんだよ！」アキラは攻撃力が高いが技が出しにくく、上級者向けのキャラクターであった。
※説明文はあくまでも私（大阪メガドライバー）の個人的な意見、感想によるものであり、事実と異なる場合があります。| No. | メーカー | 車種 | 即決価格 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| VF01 | Saturn | ION RedLine | 100,000CR | 希望あれば出品 |
